「ホームレス ニューヨークと寝た男」衝撃のドキュメンタリー映画

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Photo by NEW YORK POST

たまたま、YouTubeのリコメンドに入ってきた広告が気になって見た映画。

かなり衝撃の内容だ。

マーク・レイ、52歳。
職業:ファッション・フォトグラファー。
世界一スタイリッシュな容姿完璧のホームレス。
「家を持たない」ライフスタイルに迫る驚きのドキュメンタリー!!

NY、ファッション業界、映像、音楽、そしてホームレスのイケメン渋ダンディーのおじ様、全てがおしゃれでかっこいいのだが、 現実はホームレス・・・。

友人のアパートの屋上に「無断」で住んでいると言う。
不法侵入でいつ捕まってもおかしくないと言う、常にギリギリの環境で生活しているのにも関わらず、 身なりはセンスのあるスーツ姿に、ジムに行くお金月1万円位は削らないと言う。

これ、全部実話。
キャプチャ写真のダンディーなおじ様も、ホームレスのファッションフォトグラファー本人です。

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「ホームレスニューヨークと寝た男」予告編 - 日本語版

日本語版

Follow your bliss—but be prepared to live your nightmare.
無上の喜びを追求せよ、ただし悪夢を生きる覚悟で。

  • bliss
    至福、無上の[この上ない]喜び

このフレーズ、なんだかズキュンと重みを感じました。

自由や夢を追うことの代償をちゃんと理解しておこうね、的な感じかしら。

「ホームレスニューヨークと寝た男」予告編 - 英語版

英語版は5分間のムービーになっています。
英語字幕付き!

淡々とした日々を撮り続けたドキュメンタリー映画なのですが、彼の生活に目が離せません。

映し出される映像は、ファッション業界の美しいモデルたちに、イケメンのおじ様でなんとも華やかに見えるのですが、 人生の悲哀に満ちている物語です。
家はなくても、お金はなくても、ニューヨークに住み続けると言う、なんと言うか切なくて、なんとも哀しい気持ちにさせられます。
ただ、本人のたくましさ、強さ、プライドを持って生き続ける姿には感動した。

日本でもワーキングプア問題ありますが、男性モデルと言う職業もそれに値するのかな?
女性のスーパーモデルは、みんなかなりの額稼いでいる印象があるんですけどね。
男性スーパーモデルって聞かないしね。

続きはこちらで。

「ホームレスニューヨークと寝た男」Mark Reayのその後

映画を見終わってから気になって、気になって。

早速調べて見ました。

映画は2014年に公開されて、もう5年経つんですね。
(日本での公開は2017年)

なんと日本にも映画の宣伝?で来日してたみたい!

彼のWikiもありました(笑)

現在はどこで何をしているんだろう。

Now I’m living part-time with my elderly mom in northwest New Jersey (she never found out about my homelessness and doesn’t know about the documentary) and couch-surfing in Manhattan, picking up occasional acting, modeling and photography work.  I’m proud to tell my story and to be part of such an artistic movie, which gives me much hope for the future.
-by NEW YORK POST

​ 2015年の記事では、ニュージャージーの実家で彼の母親と、アルバイトをしながら暮らしているそうな。
時々ニューヨークで俳優業やモデル、フォトグラファーとしての仕事があるときは、 カウチサーフィーン(他人の家のソファーを借りて寝泊まりすること)しているみたい。

彼の生活が良くなっていること(彼が望んだ人生を歩んでいること)を願うばかりです。

それにしても、アメリカって(アメリカ人って?)ぶっ飛んでいる人多いな・・・。 私の好きな俳優、Jimmy O. Yangの自叙伝のレビュー記事もご参考までにどうぞ!